株式会社 松栗

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こだわりの栽培方法

【農薬に頼らない 努力】

 

昨今では、食の安心安全が何かと話題に上がっておりますが、私たちの園地では極力農薬に頼らない方法で栽培をする努力をしております。
除草剤や殺鼠剤などの農薬を使用すると、元々土に存在している善玉菌や微生物が減少・死滅してしまい、何かのタイミングで悪玉菌などが増殖した場合に戦ってくれる菌がいないという状況になります。そうして病気が蔓延してしまうので農薬を使用し続けなければいけないという負のサイクルになってしまうのです。
そうならないために、私たちの園地では "自然の力" や "自然との共存" を大切に考え、善玉菌と悪玉菌のバランスが取れるよう手助けをしているのです。
例えば『 剪定 』で、樹 自らが病害虫を防ぐようになる仕立て方をしております。

私たちの行っている剪定は、樹の養分をより多く、少しでも多く、果実に伝えたいために枝数をかなり減らしています。その方法は、樹の成長ホルモンを高める切り方でもあり、成長ホルモンが高まることで「エチレン」という物質が樹木内で産出され、樹自身が病害虫を防ぐようになるのです。

 

【自家培養した肥料の散布】

 

私たちの農園では、自家培養した肥料を使用しております。

自家培養した肥料とは私たち人間が摂取しても害のない身近なものから培養しており、主に乳酸菌、麹菌、酵素などになります。
それらを年に6回散布し、土の善玉菌を保ち、カルシウムやアミノ酸、ミネラル、苦土などによって土に栄養を与えております。

また、土の善玉菌を保つことにより、剪定した枝や落ち葉、草刈りした草を菌が分解し、時間をかけて肥料に変換されるという、自然のサイクルで園地が良い状態に保たれるのです。

 

 

【栽培方法~さくらんぼの場合~】

 
      
      

      

      

       



 

 




【12月~3月】 冬季剪定

実がなる部分を限定するためにとことん枝を整理します。
冬季の剪定でさくらんぼの「8割」が決まると言われています。

<一般的には>・・・数多く栽培するため、あまり実がなる部分を限定させたりはしません。

<松栗では>‥・・・「量」よりも「質」にこだわり、木の養分をより多くさくらんぼに伝えるために、一般的な剪定方法よりも枝数を半分以上減らします。
収穫量も半減するため、希少価値の高いさくらんぼが生まれます。

成長ホルモンを高める切り方で、木全体が強くなるように仕立てています。
もちろん強い木には強い実がなります。
成長ホルモンが高まることによりエチレンが作られ、木全体が病害虫を防ぐために超減農薬栽培
を行っています。







【4月】 霜対策

花芽が動き始めてから霜が降りてマイナス気温になり、一度でも凍ってしまうと雄しべが死んでしまい、さくらんぼが実りません。

霜対策として松栗では、全園地にアルミ缶を設置し、燃料を入れて点火します。
夜通しで全園地を駆けずり回り燃料を補給します。










【5月初旬】 受粉作業

さくらんぼの花が満開になると受粉作業開始です。
さくらんぼの花粉を毛羽たきにつけて優しく雄しべを撫でるように受粉します。
さくらんぼが無事に受粉なることを祈りながら全園地を回ります。





【5月中旬】 菌散布

畑に「おがくず」と「そば殻」を撒き、自社で培養している善玉菌4種類を散布します。
善玉菌によって落ち葉や草などが分解されて栄養になります。

人間が味噌や納豆のような発酵食品を食べて健康を維持するように、樹にも発酵食品が必要だと考えています。

また、「農家の敵」と言われている草も、松栗では貴重な存在です。
草が園地を埋め尽くすことで土の水分蒸発を防ぎ、草が腰まで伸びて
から刈れば肥料になります。
松栗は草とも共存しています。

 

【栽培方法~桃の場合~】

 









 
【2月~3月】  冬季剪定
実が成る部分を減らし、より多くの成長ホルモンを分泌させる為に、弱小枝は徹底的に切除していきます。

 
【4月】  摘蕾
枝の先端部分の蕾と、上部、側部の蕾を全てとります。
そうする事により、花が咲く枝を減らして、養分の分散を防ぎます。


【5月】  摘花
枝の下部に咲く花を長果枝、中果枝、短果枝の各枝単位で2~3花に減らします。


【6月】  摘果
各枝の2~3個の果実を1個まで減らします。


【7月】  摘果
樹全体のバランスを見ながら、実と実がぶつからないように20cm~30cmの間隔をあけて間引きします。
その際に、実が正常でないものは取り除きます。
※核割れという、桃の中のタネが割れている果実


【7月下旬】  仕上げ摘果
果実がピンポン玉くらいのサイズまで成育したら、葉の状態と葉数を見て、全体の着果量を決めバランスをとっていきます。


【8月】  袋がけ
果実の全てに袋をかけて、虫・病気・雨から守ります。
 

【栽培方法~ラ・フランスの場合~】

 

【1月~2月】  冬季剪定
実が成る部分を減らし、より多くの成長ホルモンを分泌させる為に、弱小枝は徹底的に切除していきます。


【4月】  摘蕾
枝の先端部分の蕾と、上部、側部の蕾を全てとります。
そうする事により、花が咲く枝を減らして、養分の分散を防ぎます。


【5月】  摘果
枝先の果実は全て取り、30cm間隔で実を残していきます。


【7月】  仕上げ摘果
果実が風に揺られてぶつからないようにバランスを考えながら間引いていきます。